第11話 死の番卒(セレーノ・デ・モルト)
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「人外魔境」の記事における「第11話 死の番卒(セレーノ・デ・モルト)」の解説
「第五類人猿」でのアマゾン奥地の探検から戻った折竹は、リマ発マイアミ行パンアメリカン・グレース航空便に乗った。この便にはウォール街の風雲児リヴァモーアも同乗していた。リヴァモーアは折竹に、コロンビア西部、パナマとの国境に近いアトラト川流域で白金が発見されたことを告げ、蚊の魔境と呼ばれる「死の番卒(セレーノ・デ・モルト)」を探ってほしい、と依頼する。毅然と断った折竹だったが、その直後に飛行機はパナマ近海に墜落してしまう。 クリストバル(英語版)の病院に収容された折竹は、そこでリヴァモーアから日本人秘書の高見マヤを引きあわされる。彼女の兄、高見宗二は機械模型作りの名人といわれた人物だが、5年前、パナマ運河の模型を造ったために逮捕され、刑務所(シン・シン)に収容されているという。 合衆国の貨物船アイダホ号がペトロ・ミグエル閘門を通過中、突如、おびただしい量の赤い泥が現れ、注水口が詰まってアイダホ号が転覆する騒ぎが起こった。続いてガツン湖にも赤い泥が出現した。高見宗二は模型でそのことを示したため、逮捕されたというのである。リヴァモーアが黒幕ではないかと疑った折竹は、「死の番卒」探検に同意する。「死の番卒」に向かった折竹は、そこでアメリカが、ひそかにアトラト川を利用した新運河を建設しているのを目撃した。
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