第1曲 アリア『裏切り者なる愛よ』(Amore traditore)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/05 15:45 UTC 版)
「裏切り者なる愛よ」の記事における「第1曲 アリア『裏切り者なる愛よ』(Amore traditore)」の解説
イ短調、12/8拍子 ダ・カーポ形式で激しく愛を罵る。チェンバロはリアライゼーションに徹し、通奏低音の激しい上下動や唐突に止まるパッセージ、半音階進行が伴奏を支配する。ジグのリズムに乗るバスは通奏低音の激情を引き継ぐ。躍動、走句、停止、半音階進行、同音保持など、目まぐるしく音楽を変化させながら昂揚していく。否定詞(non)が頻繁に登場し、上昇音で畳み掛ける。間奏を経て、愛に費やした徒労を回想する中間部では、愛を「枷・憂い・徒労・心痛・隷属」と散々に罵倒する。息の長い枷、半音進行の憂い…と歌の表情も歌詞に連動して怒りをぶちまける。
※この「第1曲 アリア『裏切り者なる愛よ』(Amore traditore)」の解説は、「裏切り者なる愛よ」の解説の一部です。
「第1曲 アリア『裏切り者なる愛よ』(Amore traditore)」を含む「裏切り者なる愛よ」の記事については、「裏切り者なる愛よ」の概要を参照ください。
- 第1曲 アリア『裏切り者なる愛よ』のページへのリンク