第三章 神話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/16 02:48 UTC 版)
イタチの惑星クォールに来襲した文房具たちは命令通りに殺戮を繰り広げる。彼らは戦争の中で自らの狂気を発散させ、中には正気に戻る者さえいる。文明らしきものは惑星から壊滅するが、しかしイタチは逃げ隠れの天才であり多産でもありしかも穴を掘る。文房具たちはいつまでたってもイタチを全滅させることはできず、次第にイタチたちの反撃と自らの狂気によって自滅の道を歩んでいく。 イタチの文明は滅び、文房具たちも全て戦死し、あとに残されるのは荒れ果てた世界とわずかに生き残ったイタチたち、そして文房具とイタチの混血児であった。我が子の行く末を気遣い、また苛立つ母親イタチにお前はこれからどうするんだと聞かれた(本来次の世界を築くべき次の世代の代表である)混血児はこう答える。 「僕は何もしないよ、僕はこれから夢を見るんだ」
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