第三章・密室る(とじる)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/30 07:18 UTC 版)
「ガリレオの苦悩」の記事における「第三章・密室る(とじる)」の解説
ペンションを経営する友人・藤村からある事件に関わる謎の解明を依頼された湯川は藤村のペンションに招かれる。その謎は藤村のペンションの客がガードレール下で転落死したことが発端だった。事件の前、夕食頃に藤村が被害者を呼んだところ応答が無く、内側にドアチェーンが掛かり、窓からも鍵が掛かっていた。2度目に呼んだときには被害者がいる気配がしたが、しばらくして他の客から窓が開いていると聞いたときには被害者は失踪し転落死していた。藤村は最初に呼びかけた時には鍵が掛かった部屋の中にいなかったはずの被害者が2度目に呼びかけた時に部屋にいたという「密室」の謎が気に掛かっていた。 藤村の頼みを聞いた湯川は謎を解明するため周囲への聞き込みを開始する。だが藤村は必要以上に事件前の周囲の状況を詳しく知ろうとする湯川の詮索を嫌い、最終的に調査を断ってしまう。だが、その次の日湯川は事件の裏にある一つの結論を藤村に告げる。 藤村伸一…湯川と草薙の友人でペンション経営者。元商社マン。草薙を通じて湯川の活躍を知り、ペンションで起きた「密室」の謎の解明を湯川に依頼する。 藤村久仁子…藤村の妻。両親は土砂崩れの巻き添えになって他界している。元はクラブのホステスで3年前に藤村と親密になり結婚。 祐介…久仁子の弟。観光協会勤務。 原口清武…藤村のペンションの宿泊客。自身の部屋で謎の失踪を遂げた後、転落死している。
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