第一挿話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/18 14:26 UTC 版)
「デーヴィー・マーハートミャ」の記事における「第一挿話」の解説
『デーヴィー・マーハートミャ』の最初の物語は、シャクティとしての普遍的な形態の中でのデーヴィーが叙述されている。ここではデーヴィーは創造神話に於ける中枢的役割を担っており、顕現と破壊を永遠に繰り返す生成的な宇宙の明示に先立ち、宇宙の大海においてヴィシュヌに深きまどろみを誘わせた力、それ自体として現れている。ヴィシュヌが、ヨーガニドラー(ヨーガによる睡眠)の間、ナーガの王シェーシャに凭れ掛かっていると、ヴィシュヌの眠れる体から2人の魔族が現れ、宇宙の生成を作り出そうと準備していたブラフマーを倒そうと試み始める。ブラフマーは偉大なる女神デーヴィーを招聘し、彼女にヴィシュヌから引き出して貰えば、ヴィシュヌが目覚め魔族達が殺せるかも知れないと考え、彼女に懇願する。デーヴィーは同意し、その結果ヴィシュヌは目覚め、魔族達は制圧された。ここではデーヴィーは、宇宙の秩序を回復させる使者として扱われている。
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