競走の種別
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/25 17:40 UTC 版)
繋駕速歩競走では、歩調によってトロット(Trot、斜対歩)とペース(Pace、側対歩)の2種類に分かれ、トロットで競走する馬をトロッター、ペースで競走する馬をペーサーと呼ぶ。それぞれ走り方によって調教が分かれ、同一馬が両方の競走に出ることはない。トロッターは右前脚と左後ろ脚を同時に地に着け、次のタイミングで左前脚と右後ろ脚を地に着ける。一方ペーサーは右前・後肢と左前・後肢とが対になって動く。歩調によって出走する競走も区別されている。いずれの競走においても、駆歩(かけあし)など違法走法のチェックは厳しい。一部のヨーロッパの国ではトロットのみが実施されているが、イギリス、カナダ、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドではトロッターとペーサーの両方が行われている。 スタンダードブレッドはサラブレッドよりも脚は短く、胴が長い。気性が穏やかなため競走ではより幅広い戦術をとりやすい。ドライバーは長く軽い鞭を持ち、繋駕車のシャフトで叩き音を立てることで馬に合図を送る。
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