竜退治説話と民衆文化とは? わかりやすく解説

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竜退治説話と民衆文化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 09:09 UTC 版)

ドラゴン」の記事における「竜退治説話と民衆文化」の解説

聖ゲオルギウス竜退治の話は、ヤコブス・デ・ウォラギネ撰述聖人伝説集『黄金伝説』13世紀)を通じてヨーロッパ広まった『黄金伝説』にはアンティオキアのマルガリタ(聖マルゲリータ)、聖マルタローマ教皇シルウェステル1世竜退治伝説収められている。イギリスでは『ハンプトンのベヴィス卿(英語版)』(14世紀)、聖ジョージはじめとする七人勇者登場する『七守護聖人』(リチャード・ジョンソン作、1596年)といった文学作品も、竜退治物語大衆的普及寄与したイギリス民衆劇ママーズ・プレイ(英語版)でも聖ジョージ登場するが、ドラゴン台詞のなかで言及されるだけで、舞台登場することは稀であった。 15-16世紀にはイギリス各地火を吐くドラゴン見せ物があったことが記録残っており、17世紀には花火火を吹きながら空を飛ぶ仕掛張子ドラゴン考案された。ドラゴンは町の祝祭アトラクションにも使われた。記録上は15世紀初頭にまで遡るノリッジスナップ」 (Snap of Norwich) は、中に人が入って動かす模造ドラゴンで、人を追いかけたりして祭を盛り上げたノリッジ近辺ではこれを模倣したものが20世紀初頭まで使われていた。フランスタラスコンでは、聖霊降臨祭月曜日聖マルタの日にタラスクという木製ドラゴンパレードが行われた(この行事一時廃れたが、現在は復活している)。

※この「竜退治説話と民衆文化」の解説は、「ドラゴン」の解説の一部です。
「竜退治説話と民衆文化」を含む「ドラゴン」の記事については、「ドラゴン」の概要を参照ください。

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