空し

デジタル大辞泉

あだし【^▽徒し／^▽空し】

読み方：あだし

［語素］名詞の上に付いて、むなしい、実(じつ)がない、変わりやすい、の意を表す。

「—情けの世を頼み」〈浄・冥途の飛脚〉

[補説] 一説にシク活用形容詞ともされるが、「あだしく」「あだしき」などの確例はなく、「あだし心」「あだし言葉」など、他の名詞と合して用いられる。ただ、後世には、形容詞に活用させた用例も時にみられる。

文語活用形辞書

空し

読み方：むなし

シク活用の形容詞「空し」の終止形。
「空し」の口語形としては、形容詞「空しい」が対応する。

口語形

空しい » 「空しい」の意味を調べる

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「空し」の例文・使い方・用例・文例

• エンジンはついに停止し，飛行機は地上へ向けてゆっくりと滑空した
• 彼女の声は食堂に空しく響きわたった。
• 私は今とても人生が空しい。
• 彼の死は彼らの生活に空しさをもたらした。
• 医者の努力も空しく、その男はまもなく死んでしまいました。
• カモメは風に乗って滑空した。
• 空しく感じる.
• 人生はただ空しい夢に過ぎない.
• そのグライダーは谷の上を滑空していた.
• 足を空して駈けまわる
• 坐して食えば山も空し
• 彼は空しく青雲の志を懐いて病床に呻吟している
• 積年の苦心空しからず
• 空しく時を過ごす
• 三年の月日を空しく過ごした
• 彼は大望を懐いて空しく死んだ
• 宝の山に入って手を空しうして帰る
• 宝の山に入りて手を空しうして帰る
• 空しい時間
• 空しい努力