種類と焼成法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 05:08 UTC 版)
縄文土器の形は深鉢が基本であり、量的にも多い。特に前半の時期は深鉢以外の器形は稀である。しかし、中頃から浅鉢のような器形が現れ、続いて注口付き、香炉形、高坏、壺形、皿形など様々な形が現れた。とくに東北地方晩期のいわゆる亀ヶ岡式土器は器形の変化が多様であった。 窯を使わない平らな地面あるいは凹地の中で、やや低温(600℃〜800℃)の酸化焼成のため、赤褐色系で、比較的軟質である。胎土は粗く、やや厚手で大型のものが多いが、用途や時期によっては薄手、小形品、精巧品も作られている。
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