科学技術社会論 (STS)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 06:39 UTC 版)
「科学社会学」の記事における「科学技術社会論 (STS)」の解説
STS(Science,Technology and Society)とは、科学技術と社会との関連について教育・研究史、あるべき方向を見出そうとする社会的な動きの1つ。“科学技術を社会的文脈のなかで捉える”ところにその特徴があり、科学技術に関する歴史・哲学・科学政策論・知識論などが絡み合った学際的な性格を強く持ったものが多い。ただしその具体的な内容は多様であるため、きまったディシプリンがあるわけではない。 1960年代以降、欧米の大学を中心にSTSについての研究が始まったのがきっかけであるが、STSの考え方は科学者・技術者のみに求められるべきではないとの見方から、科学教育における考え方としても浸透しつつある。
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