秋葉原駅との乗り換え
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 05:08 UTC 版)
秋葉原駅に近い当駅だが、1978年(昭和53年)12月21日の開業以来約30年間、連絡運輸が一切行われず、乗換駅としても扱われてこなかったため、小駅の地位に甘んじていた。 距離が近くても連絡通路が設置されていない駅の場合、乗り換えで公道を経由する必要があり、案内が十分でなく乗客が迷う可能性があることや、乗り換え中の乗客の安全を確保できないといった理由で、従来東京の地下鉄では乗り換え駅の設定をしていなかった。岩本町駅と秋葉原駅の間には神田川が流れ、地下連絡通路は設置されていない。 交通系ICカードが普及し定着した2008年(平成20年)3月15日には、定期券限定であるもののJR東日本線と連絡運輸が行われるようになり、乗り換えがしづらい状況に変化の兆しが訪れる。 東京メトロと東京都の協議の結果、岩本町駅、秋葉原駅の両駅は安全な乗り換えが可能であることから、2013年(平成25年)3月16日には東京メトロ線とも連絡運輸を開始し、正式に乗り換え駅になった。それまでは乗り継ぎ割引制度が適用されなかったため、双方の改札口にその旨の注意書きが貼り出されている状態だった。秋葉原駅との乗換駅設定は、その後の乗換駅の拡大の契機になった。 最後に残った首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス線とは2015年(平成27年)2月10日に連絡定期券の発売を開始し、問題が解消された。
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