福音主義マウリティウス教会
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「ライヒェンバッハ・アン・デア・フィルス」の記事における「福音主義マウリティウス教会」の解説
マウリティウス教会の塔は1422年に建設された。マウリティウス教会の塔を構成している砂岩は、リュッツェルバッハタールで切り出されたものである。フィルスタールに鉄道が通ると、こうした角石が貨物列車に積み込まれ、ウルム大聖堂再建のためにウルムに運ばれた。教会内部は小さすぎたため、1905年から1907年にシュトゥットガルトの建築家リヒャルト・ベクレンとカール・ファイルの設計に基づいてユーゲントシュティール様式で拡張が行われた。現在この教会には約1000席が用意されている。特別に美しいユーゲントシュティール様式の外観を持つ価値の高いオルガンは、1982年に多額の費用を掛けてリニューアルされた。教会内部は1997年に徹底的な修復がなされ、これと同時に1954年の修復で失敗した修正箇所が撤去され、本来の形に直された。マウリティウス教会は現在、南ドイツ地方では数少ないユーゲントシュティール様式の宗教建築の1つである。牧師館、泉のある教会前広場、裏手にある墓地を含めたマウリティウス教会は、保護文化財に指定されたアンサンブルを形成している。
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