福州造船廠砲撃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/23 08:58 UTC 版)
8月24日朝、クールベは福州造船廠の破壊のために海軍機関官を上陸させようとした。だが、清朝側がドックの周辺に歩兵を配置して防備を固めている事を知ると、砲撃による破壊に方針変更した。 砲撃によってフランス艦隊は造船廠の多くの周辺の建物に損害を与え、建造中のスループ船「横海」にも大穴を開けた。だが、高潮の時間帯でもなかったため、フランス艦隊は浅瀬にある造船廠に充分に近づくことができず、クールベが当初期待していたほど完全に破壊することはできなかった。 8月24日夜、停泊しているフランス艦隊に、再び福建水師は夜襲を仕掛ける。午前4時、清の2隻の水雷艇がフランス艦隊の先頭に停泊していた砲艦ウィペールに攻撃を試みたが、奇襲攻撃開始前に2隻ともフランス艦隊の探照灯に発見されてデュゲイ・トルーアンのホチキス砲による砲撃を受け、1隻はあっという間に沈没し、もう1隻の乗組員も船を捨てて飛び込み、河岸に向かって泳いで逃げた。
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