神話におけるバステト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/03 14:41 UTC 版)
通常、バステトは太陽神ラーの娘あるいは妹や妻とされることもある。 バステトはしばしば雌ライオンの頭を持つテフヌトやセクメト、ハトホルといった他の女神と同一視される。ここから、バステトはラーが人間を罰するために自らの左目を抉って地上に送り出し、大殺戮を行なった女神と捉えられ、「遠方の女神」や「ラーの目」といった物語群に属することとなる。 またテフヌトと同一視された関係でアトゥムの娘となり、アトゥムの敵であるアペプを倒すものとも見做され、天空の神という性格を得た。さらにハトホルと同一視されたことから音楽の神としての性格を得ている。 後代においては創造神プタハの妻とされた。ライオンの姿を持つ神マヘス(英語版)はバステトの息子とされる。またアヌビスも時としてネフティスではなくバステトの息子であるとされる。 ただし固有の神話を持たず、特定の夫と息子の組み合わせは持たない。いずれも同一視された女神の夫や息子と組み合わされる。
※この「神話におけるバステト」の解説は、「バステト」の解説の一部です。
「神話におけるバステト」を含む「バステト」の記事については、「バステト」の概要を参照ください。
- 神話におけるバステトのページへのリンク