神経性貝毒原因微細藻 [Neurotoxic shellfish poisoning microalgae]
アメリカのメキシコ湾沿岸では渦鞭毛藻ギムノジニウムブレベ(Gymnodinium breve)が原因する赤潮で魚類の大量斃死(へいし)が頻発している。また、この渦鞭毛藻がカキなどの二枚貝(プランクトン・フィーダー)に摂取されて、その毒が蓄積され、麻痺をおこすことが特徴である食中毒の原因になることがあり、この中毒は神経性貝中毒(neurotoxic shellfish poisoning: NSP)とよばれている。
毒の本体はブレベトキシン(brevetoxin)というポリエーテル化合物で、これまでにこの渦鞭毛藻以外にも、ラフィド藻(緑色鞭毛藻)のシャットネラ属(Chattonella)にのみこの貝毒が存在することが指摘されている。この貝毒は上記の海域に限定されており、わが国でも確認されてはいるが、貝類の毒化や魚類が斃死した実例はない。この鞭毛藻は無殻で、細胞の長さが18-40μm、幅が15-41μmで、一般には長さより幅がやや大きい四角形である。背腹側に扁平で、細胞の両側は腹側の前方につきだし、中央部がやや内側にへこんでいる。
毒の本体はブレベトキシン(brevetoxin)というポリエーテル化合物で、これまでにこの渦鞭毛藻以外にも、ラフィド藻(緑色鞭毛藻)のシャットネラ属(Chattonella)にのみこの貝毒が存在することが指摘されている。この貝毒は上記の海域に限定されており、わが国でも確認されてはいるが、貝類の毒化や魚類が斃死した実例はない。この鞭毛藻は無殻で、細胞の長さが18-40μm、幅が15-41μmで、一般には長さより幅がやや大きい四角形である。背腹側に扁平で、細胞の両側は腹側の前方につきだし、中央部がやや内側にへこんでいる。
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