神と古い法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/16 19:09 UTC 版)
バスク民族主義党は Jaungoikoa eta Lagi-zar'a 「神と古い法」を標語として掲げている。「古い法」(Lagi-zar'a 、現代標準バスク語ではLege-zaharra)とは中世にカスティーリャ王がバスクの自治を認めた特別法(フエロス Fueros)のことで、19世紀半ばのカルリスタ戦争を経て中世的な制度が否定されるまでバスクはこの法で公認された自治を行っていた。伝統を奉じるバスクのカルリスタたちは Dios, patria, fueros, rey 「神・祖国・フエロス・王」という標語を掲げた。初期のバスクの民族主義者の多くはカルリスタから転じたもので、忠誠を捧げる「国家」が示すものをスペイン国家から「バスク国家」へ置き換えたものと言える。 Jaungoikoa eta Lagi-zar'a を略した JeL は、jelkide(JeLの同志)、jeltzale(JeLを奉じる者たち)という表現を生み出した。バスク民族主義党のバスク語名称 Euzko Alderdi Jeltzalea は直訳すると「神と古い法を奉じる者たちのバスクの党」である。また、バスク民族主義党員のことをjelkideと言う。
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