神々の世代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 10:18 UTC 版)
オリュンポスの秩序より見た場合、十二の神々は第一世代と第二世代に分けることができる。クロノスとレアのあいだに生まれた息子と娘に当たる、ゼウス、ポセイドーン、ハーデース、ヘーラー、デーメーテール、ヘスティアーが第一世代の神で、ゼウスの息子と娘に当たる、アテーナー、アポローン、アルテミス、ヘーパイストス、アレース、アプロディーテー、ヘルメース、ディオニューソスが第二世代の神となる。 ただし、これはオリュンポスの秩序での系譜に基づいている。たとえば、アプロディーテーについては、ホメロスはゼウスとディオーネーのあいだの娘としているが、ヘシオドスはクロノスが切断したウーラノスの男根の周りの泡より生まれたとしている。ヘシオドスの説では、アプロディーテーはゼウスよりも古くからある女神となる。ここから、ウーラノスの男根よりの女神を天上の「アプロディーテー・ウーラニアー」、ゼウスとディオーネーの娘の女神を民衆の「アプロディーテー・パンデーモス」として呼び分けることもある。
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