祖語と歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 13:56 UTC 版)
詳細は「日琉祖語」を参照 日琉祖語の母音体系には*i, *u, *e, *ə, *o, *aを再建する6母音説が有力である。上代特殊仮名遣におけるo2は*əに遡る。上代日本語と琉球祖語、上代東国方言などとの比較から、日琉祖語の*eと*oのうちの一部は、上代日本語(中央語)でそれぞれi1とuへ合流したとみられる。また上代日本語にはアマ/アメ乙(雨)、ウハ/ウヘ乙(上)のようなaとe2の母音交替が多数あり、e2の由来として*aiが再建されている。同様にi2の由来として*əi、*oi、*uiといった二重母音も再建されている。 日琉祖語の子音には、*p, *t, *k, *m, *n, *s, *r, *w, *jが再建されている。日本語の濁音は、鼻音+阻害音の子音連続に由来すると考えられている。
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