石槨発掘の検討
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 03:30 UTC 版)
石槨内は第一主体、第二主体ともに湿度が高く、全体に水滴が見られ遺物を濡らしており、また木の根の石槨内進入が第一主体、第二主体とも確認されている。その上、第一主体では板状の結晶片岩を積み上げた側壁からの石の落下とそれに伴う遺物の損傷も見られ、未盗掘であるとはいえ、遺物の保存状態は万全とは言い難い現状である。 当初、石槨内の発掘を行わず保存を予定していた闘鶏山古墳であるが、現状保存に失敗した高松塚古墳の教訓もあり、石槨の実物大模型を作成して発掘を検討することとなった。 2010年3月、高槻市教育委員会が本格的な発掘調査に乗り出す方針を固めたと報じられた。2010年度中に発掘方法を検討し、2011年度以降に着手する見込みとされている。
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