石徹白の大杉とは? わかりやすく解説

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石徹白の大杉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 07:35 UTC 版)

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石徹白の大杉(2008年6月)
石徹白の大杉の位置

石徹白の大杉(いとしろのおおすぎ)は、岐阜県郡上市にある巨大なスギの古木である。国の特別天然記念物に指定され、白山国立公園内にある。

概要

白山信仰の修験道(美濃禅定道)沿いにあり、道標の役割も果たしている。泰澄上人が白山を開山した際、使用していたがこの大杉になったという伝承がある。樹高24 m、幹囲目通り14 m、樹齢は1,800余年と推定される[1]。現在、幹の半分は枯れてしまっているが、残りの半分は健在である。縄文杉が発見されるまでは、日本有数のスギの大木であった。1924年(大正13年)12月9日、国の天然記念物に指定される(名称は「石徹白のスギ」)[2]1957年(昭和32年)7月2日、国の特別天然記念物に指定される[2]

交通・アクセス

  • 郡上市自主運行バス(白鳥地域)、美濃白鳥駅から終点「上在所」下車。ここから白山登山道で徒歩2時間。
    • 登山道なので、ある程度の装備は必要。
    • かつては国鉄バス大野線(美濃白鳥駅 - 九頭竜湖駅:越美南線の未成部分)が運行され、上在所バス停が最寄であったが、廃止されている。
    • 白山中居神社先の白山美濃禅定道(南縦走路)の登山口には、駐車場と、休憩用の東屋、トイレなどが整備されている。駐車場から大杉までは、距離で約300 m、標高差で約90 m、その急坂には、石とコンクリートによる420段[3]の階段が設けられている。
  • 最寄りのインターチェンジは、東海北陸道の白鳥インターである。

その他

関連画像

脚注

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  1. ^ 『自然紀行 日本の天然記念物』講談社、2003年10月、184頁。ISBN 4062118998
  2. ^ a b 史跡名勝天然記念物データベース(石徹白のスギ)”. 文化庁. 2011年10月7日閲覧。
  3. ^ 石徹白大杉”. 郡上市観光連盟. 2011年10月7日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク

座標: 北緯36度2分1.5秒 東経136度45分39.5秒 / 北緯36.033750度 東経136.760972度 / 36.033750; 136.760972




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