石島少佐の脱走を支援
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/14 15:47 UTC 版)
日本の敗戦後、茨木機関の機関員はシンガポールからスマトラ島北部へ逃亡・潜伏したが、機関員たちは「いざというときはシンガポールへ密航し、蔡を頼るように」と言い含められていた。同機関の機関長・石島少佐は、スマトラ島で英軍に戦犯容疑で逮捕された後、ジョホール・バルにあったイギリスの情報部に監禁されていたが、蔡は日本への帰還船に乗りそびれてシンガポールの日本人収容所に残っていた元機関員の中西淳をジョンゴス(召使い)としてイギリス情報部に潜入させて石島と連絡を取り、石島は蔡の手引きを受けて拘置所からの脱走に成功した。石島はその後ジョホール州内に潜伏した後、蔡と同じ南洋聖教総会のメンバーの支援を受けて香港経由で日本に帰国したとされる。
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