相対説/自然法批判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/10/07 15:03 UTC 版)
相対説とは、倫理的な不可認識論 (Nonkognitivism) に立脚し、人間は絶対的規範を認識できないとする説である。価値基準は歴史上さまざまな形で現れる。人間の自由にすることができないとされる客観的な価値基準についての見解は、実にさまざまである。こうしたことの指摘をもって、どの価値体系も文化現象であり、したがって相対的であるとされる。ある規範が、それ自体として道徳的に正当だと判断できるような客観的規準など存在しないというのである。
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