監督の選択権
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2008年5月31日、埼玉西武ライオンズ対中日ドラゴンズ1回戦(西武ドーム) 2回裏の西武の攻撃時、一死一・三塁で打者の細川亨のスイングしたバットが中日の小田幸平捕手のミットに接触した。打球は二塁手の前に転がり、二塁手が捕って一塁に送球し、細川はアウトになったが一塁走者、三塁走者はともに進塁した。西武の渡辺久信監督は、打撃妨害による安全進塁権を得て一死満塁とする代わりに、プレイを活かして1点を得た上で二死二塁とすることを選択した。 2014年4月16日、ニューヨーク・ヤンキース対シカゴ・カブス(ヤンキー・スタジアム) 5回裏のヤンキースの攻撃時、一死三塁で打者のジャコビー・エルズベリーが投手へのゴロを打ち、その間に三塁走者が生還し、打者はアウトになった。打撃の際、スイングしたバットがカブスのジョン・ベイカー捕手のミットに接触していた。ヤンキースのジョー・ジラルディ監督は、打撃妨害による安全進塁権を得て一死一・三塁とする代わりに、プレイを活かして1点を得た上で二死走者なしとすることを選択した。
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