盛合家住宅とは? わかりやすく解説

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盛合家住宅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/30 08:19 UTC 版)

盛合家住宅
庭園と主屋
情報
用途 住宅
建築面積 456 m²
階数 木造平屋一部2階建
竣工 江戸時代後期
所在地 岩手県宮古市津軽石第4地割18
座標 北緯39度34分55.6秒 東経141度56分9.0秒 / 北緯39.582111度 東経141.935833度 / 39.582111; 141.935833 (盛合家住宅)座標: 北緯39度34分55.6秒 東経141度56分9.0秒 / 北緯39.582111度 東経141.935833度 / 39.582111; 141.935833 (盛合家住宅)
文化財 国の登録有形文化財
指定・登録等日 2007年10月2日
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盛合家住宅(もりあいけじゅうたく)は、岩手県宮古市津軽石に所在する住宅建築。主屋が登録有形文化財、庭園が登録記念物(名勝地関係)にそれぞれ登録されている。

概要

盛合氏は江戸時代中期から後期にかけて漁業廻船業等を通じて、とりわけ津軽石川漁などで成長をなした豪商であり、安永3年(1774年)以降に盛合氏を名乗るようになった。河口に近い広大な敷地に門・主屋・離れ・4棟の蔵、庭園が残されている。享和元年(1801年)には測量調査途上であった伊能忠敬も滞在した。

建築

屋敷は商家造の御下居、常居と武家造玄関、小座敷、次の間、御座敷によって構成される。座敷棟に土間棟が矩折れに付く切妻造鉄板葺きで、敷地の中央に南面して建つ。主座敷は床と違棚、付書院を構える12畳半で、二方に巡る土を介して庭園を望み、次の間や上便所、浴室も当時のまま残されている。2007年10月2日、国の登録有形文化財として登録された。

庭園

寛政9年(1797年)に盛岡藩南部利敬による領内巡視に際し、居宅が宿所として使用されたのを契機に改修され、完成した。池は石組で護岸され、中央に島を擁し、かつては川魚類が放たれていた。池の背後には小高く築山が築かれ、池べりから頂部にかけて大振りの景石が複数据えられているほか、枯滝石組がある。庭園にはイチイクロマツコウヤマキなどの樹木が見られるほか、池の周囲にはサツキが配植されている。2012年1月24日、国の登録記念物(名勝地関係)として登録された。

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