盆踊りの種類(名目)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 15:09 UTC 版)
「大分県の盆踊り」の記事における「盆踊りの種類(名目)」の解説
盆踊りには、様々な種類がある。 初盆の供養踊り その名の通り初盆供養の踊り。漁師町など、家が狭い土地に密集しているために各家に踊りを踊れるほどの広さの庭がない所は寄せ踊り、その他の所は庭入りを行っていたのだが、現在は寄せ踊りが多くなった。大分県は8月盆だから、9月の13日から15日の間に行われるはずであるが、旧暦から新暦に移行したときに、8月13日から15日の間に行うのが一般的になり、今に至る。 先祖の供養踊り これは、初盆であるか否かに関係なく、すべての家庭の先祖の供養をする目的であるために、寄せ踊りで行われた。現在は初盆供養と先祖供養を兼ねて、寄せ踊りをすることが多い。初盆供養と区別する場合には、普通は初盆供養の方を先に行う。 観音様の踊り 観音様の盆踊りで、8月17日に寄せ踊りを行うが、現在では踊らなくなった所も多い。 お大師様の踊り 弘法大師(空海)の盆踊りで、8月19日に寄せ踊りを行うが、現在では踊らなくなった所も多い。 二十三夜踊り 地蔵盆前夜の踊りで、8月23日に寄せ踊りを行うが、現在は廃れている。なお例外的に、佐伯市上浦町には大変賑やかな二十三夜踊りが残っており、今も盛んに踊られている。 地蔵踊り 地蔵盆の踊りで、8月24日に寄せ踊りを行うが、現在では踊らなくなった所もある。 八朔踊り 旧暦8月1日に行っていた踊りだが、現在ではほとんど踊らなくなってしまった。従って、地蔵踊りが踊りおさめとなる場合が多い。もし八朔踊りを行う場合は、現在は8月31日か9月1日に行うのが一般的である。 奉納踊り 神社仏閣において先祖供養とは別に、御神体等に対して奉納する目的で踊るものである。他の盆踊り日程と重ならない日に、寄せ踊りが行われる。現在でもまま見られる。 娯楽としての盆踊り かつて、盆踊り以外にたいして娯楽もなかったような時代には、田の草取りなどきつい仕事を皆で片付けた日に、夜、寄せ踊りを行うことがあった。特に農村ではよく見られた。 盆踊り大会 行政主体の祭りのときなどに催される盆踊り。大抵は懸賞踊りであり、数人でチームを組んで出場することが多い。多くの場合は個人でも参加できる。
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