癌治療、診断
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 23:40 UTC 版)
「DOTA (キレート剤)」の記事における「癌治療、診断」の解説
DOTAは90Y3+をキレートする性質を持ち、癌治療に使われる。[Y(DOTA)]-はアミド結合によってモノクローナル抗体に取り付けることができる。この抗体は癌細胞内部に集積し、90Yからの放射線を癌細胞に集中させる。この構造を含む薬剤は、tetraxetanで終わる国際一般名を与えられている。: Yttrium (90Y) clivatuzumab tetraxetan Yttrium (90Y) tacatuzumab tetraxetan DOTAは他にも様々な構造への親和性を持つ分子と結合させることができ、放射性同位体と共に、癌治療やポジトロン断層法などの診断で用いられる。 神経内分泌腫瘍で見られるソマトスタチン受容体への親和性を利用する例:DOTATOC, DOTA-(Tyr3)-octreotide or edotreotide DOTA-TATE or DOTA-(Tyr3)-octreotate ストレプトアビジン、アビジンとの親和性を持つビオチンを利用する例(モノクローナル抗体と共に用いる):w:DOTA-biotin モノクローナル抗体w:tacatuzumabと結合し、90YをキレートしたDOTA DOTATOCと90Yの錯体 DOTA-TATE
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