病とされた生霊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/22 06:07 UTC 版)
江戸時代には生霊が現れることは病気の一種として「離魂病」(りこんびょう)、「影の病」(かげのやまい)、「カゲワズライ」の名で恐れられた。自分自身と寸分違わない生霊を目撃したという、超常現象のドッペルゲンガーを髣髴させる話や、生霊に自分の意識が乗り移り、自分自身を外側から見たと言う体験談もある。また平安時代には生霊が歩く回ることを「あくがる」と呼んでおり、これが「あこがれる」という言葉の由来とされているが、あたかも体から霊だけが抜け出して意中の人のもとへ行ったかのように、想いを寄せるあまり心ここにあらずといった状態を「あこがれる」というためと見られている。
※この「病とされた生霊」の解説は、「生霊」の解説の一部です。
「病とされた生霊」を含む「生霊」の記事については、「生霊」の概要を参照ください。
- 病とされた生霊のページへのリンク