田園部から都市部への人口移動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 07:25 UTC 版)
「アイオワ州」の記事における「田園部から都市部への人口移動」の解説
2000年時点でアイオワ州住民の61%は都市部に住んでおり、田園部から都市部に移る傾向は20世紀初期に始まっていた。2000年から2008年の間に都市部人口は8.5%増えたのに対し、田園部人口は4.2%減少した。この人口移動によって、ダラス郡、ジョンソン郡、リン郡、ポーク郡、スコット郡等の都市化郡で人口増加が進み、逆に田園部郡は減少した。 アイオワ州は中西部各州(特にカンザス州、ネブラスカ州、ノースダコタ州、サウスダコタ州)と共に田園部の過疎化を痛感しているが、州人口は1990年頃から増加している。デニソンやストームレイクのような小さな町では、人口流出を移民労働者で補っている。 もう1つの問題は頭脳流出である。教育を受けた若者はさらに高い教育や就職の機会を求めて他州に出て行く傾向にある。1990年代、単身の教育を受けた若者が他州に出て行く率を見ると、ノースダコタ州に次いで第2位だった。このことは経済的な手詰まりや、残った市民に対するサービスの低下に繋がっている。
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