生理的な効果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 02:48 UTC 版)
笑いによって自律神経の頻繁な切り替えが起こる。 この結果、交感神経と副交感神経のバランスの状態が代り、副交感神経が優位な状態になる。副交感神経は、安らぎや安心を感じたときに優位で、副交感神経が優位な状態が続くとストレスが解消される。 交感神経は、怒りや恐怖を感じたときに優位になる。したがって、その状態が続くとストレスの原因になる。 身体中の様々な器官に刺激が与えられる。NK細胞(ナチュラルキラー細胞)が活性化し、ガンの予防や治療を促進させる。自律神経の頻繁な切り替えによる脳への刺激により、神経ペプチド(免疫機能活性化ホルモン)が全身に分泌される。NK細胞には神経ペプチドの受容体があり、NK細胞は活性化される。NK細胞は癌細胞などを攻撃する免疫細胞の一つである。 糖尿病の治療にも有効であるとの研究がある。
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