生物の用いる落とし穴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 13:41 UTC 版)
食虫植物には、ウツボカズラやサラセニアなど、葉につぼや筒状の穴を作り、そこに落ち込んできた虫を消化するものがあり、そのような方法を落とし穴式と呼んでいる。虫を集めるように入り口に蜜がでたり、虫が落ちやすいように入り口に逆棘があったり滑りやすくなっていたりと人工のそれにも似た仕組みをもつ。 また、ラン科やウマノスズクサ科の花にはやはり落とし穴のような仕組みがある例がある。これはやって来た虫をとじ込め、脱出時に花粉媒介や受粉を行なわせるようになっているものである。 昆虫では、いわゆるアリジゴクの巣がこれに近い。
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