生きて生まれてきた子供
出生力 1の人口学的研究が扱うのは出産 2または再生産 2に関連した現象である。出生力の英語としてはfertility に代えて出生力 1natalityが用いられる場合がある。これらの用語は、人口ならびに部分人口における出産 3、厳密にいえば出生 4の発生頻度を表す。出産は子供を産む過程である。出生または生きて生まれてきた子供 5の出産は、母体から完全に分離した後に子供が示す生命の徴候、たとえば呼吸、随意筋の動き、心臓の鼓動によって後期胎児死亡(411-5参照)とは区別される。かつて全出産数から後期胎児死亡数を除いた数を示すために用いられた有効出生力 6という用語は、乳児ないし子供の死亡が起こらないと仮定した場合の出生力の意味で用いられるべきである。出生力格差 8(または差別出生力 8)は部分人口間の出生力の差を表す。
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