現存するマシン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/22 09:47 UTC 版)
「System/360」の記事における「現存するマシン」の解説
System/360の現存するマシンは数少ない。当時は多数のメインフレームシステムが稼働していたが、現存しているものは数少なく、しかもいずれも動作できない状態である。多くはリース品だったので、役目を終えたマシンはIBMが回収し、廃棄された。一般にメインフレームは古いほど巨大で維持費もかかる。スミソニアン博物館は System/360 Model 65 を所有しているが、既に展示していない。ボストンの科学博物館(Museum of Science)にあったSystem/360 Model 30はマウンテンビューのコンピュータ歴史博物館へ移されて、動作しないものが展示されている。ニュージーランドのオークランドにある輸送技術博物館やオーストリアのウィーン工科大学にも動作しないSystem/360が展示されている。西オーストラリア大学は完全なシステムを所蔵している。ジンデルフィンゲンのIBM博物館にはモデル20とモデル91がある。スタンフォード大学の計算機科学科にはSystem/360の制御パネルがいくつか展示されており、中にはシステム規模が最大だったFAAの IBM 9020(英語版) の制御パネルもある。エンディコットにあるIBMの歴史センターにも動作しないSystem/360などが展示されている。日本では情報処理学会のコンピュータ博物館は日本企業が開発したコンピューターだけを所蔵しているので、京都コンピュータ学院のKCGコンピュータ博物館がSystem/360モデル40を所蔵・展示している, 。
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