現在の連邦制国家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 08:14 UTC 版)
連邦制をとる国であっても、国名の決定に際して国家の成立経緯を踏まえた制定をする場合や連邦制を直接に表さないことがある。また、翻訳によっては厳密に連邦を表示しない場合もある。 ドイツ連邦共和国の場合「Bundesrepublik」は、「bond」と同語源の単語を含むが、公式の英語名は「Federal Republic」とし、「la foedus」「foederis」の「盟約」という原義は基本法の承認という政治体制の本質からの反映となる。日本語で「federation」「confederation」の原義は反映されることが少ない。ソビエト社会主義共和国連邦は連邦を含むが、ロシア語でのソ連の略称СССР(エス・エス・エス・エル)の最初のС(エス)はСоюз(ソユーズ)で「団結・結合・同盟」の意味とされる。そのため、「ソビエト社会主義共和国同盟」という翻訳が存在し、日本でも「ソビエト社会主義共和国同盟」や「ソ同盟」と表記されることもあった。ただし、駐日ソビエト大使館は一貫して「連邦」を用いていた。なお、ソ連を構成したロシア・ソビエト連邦社会主義共和国とその後継ロシア連邦は「Федерация(連邦)」であり、公式の英語名は「Federative Republic」と「Federation」である。
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