現代における教会旋法の利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/12 09:22 UTC 版)
「教会旋法」の記事における「現代における教会旋法の利用」の解説
ジャズにおいて、1960年代頃から、教会旋法が利用されるようになってきた。第一は、あるコードにおけるアベイラブル・ノート・スケールとしての利用法である。第二は、モード(旋法)を調としてとらえ、その上でフレージングを行ったり和声を構成したりする利用法である。第二の利用法では、各旋法の主音と特性音とが重視される。 以下の教会旋法が用いられている。 ドリアン Dorian フリジアン Phrygian リディアン Lydian ミクソリディアン Mixolydian エオリアン Aeolian ロクリアン Locrian 現代において教会旋法が用いられるのは、従来の狭義の調性、つまり長調と短調とによる音楽からの脱却を目的としている。このため、アイオニアン Ionian はあまりにも従来の調性である長調を感じさせるので、用いられない。 名称♯や♭が付かない表記ハ調における表記アイオニアン ドリアン フリジアン リディアン ミクソリディアン エオリアン ロクリアン
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