玉亭II型 / 072-IIA(072-III型)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 01:30 UTC 版)
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排水量は072II型と同様だが、全長を130メートルに増す一方で幅を16メートルに狭めて、造波抵抗の軽減を図っている。また主船体の乾舷を高め、船首楼も延長されている。 バウドアの後端下部からナックルが船首楼まで設けられていることから、水線下の形状も変更されていると見られている。 外見上での最大の特徴が、上甲板とヘリコプター甲板を同一レベルとして、艦橋構造物内を全通する車両用のトンネル通路によって連絡したことである。これにより、必要に応じてヘリコプター甲板にも車両を露点係止するなど、運用上の柔軟性が向上した。なおこれに伴い、艦橋構造物は全幅いっぱいに広げられている。 レールガンと思われる巨大な砲塔を艦首に搭載した写真が2018年に撮影され、2019年1月5日に環球時報は中国中央電視台(CCTV)を引用しながら艦載レールガンを近く実戦配備すると報じた。また、30日には米CNBCが米情報機関の関係筋の話として中国でのレールガンの開発は2011年に初めて確認されており、2017年末に艦載化に成功し、2023年までに洋上試験が完了する見通しであると報じた。
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