狼と狐の話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 10:08 UTC 版)
「千夜一夜物語のあらすじ」の記事における「狼と狐の話」の解説
バートン版「狼と狐の話(第148夜‐第150夜)」 東洋文庫版「狼と狐との話(第148夜‐第150夜)」 狼は狐を奴隷扱いし、いつも横暴に振舞っていた。ある日、狐は葡萄畑に人間が作った落とし穴を見つけ、狼を誘い出し、穴に落とした。狼は助けを請うが、狐は助けず、「鷹が鷓鴣を襲ったが、巣穴に逃げられ捕まえられなくなった。鷹は餌をあげると鷓鴣を騙し、巣穴から出たところを捕まえ食べるが、鷓鴣は自分の肉が毒になるようと呪い、鷓鴣も鷹も死んだ。」という「鷓鴣と鷹の話」をした。狼が助けてくれたら助言者になると言うと、狐は「自分の病気が治せない医者の話」をし、穴から自力で脱出できない狼の助言など役に立たないと言った。さらに、「蛇を助けて蛇に咬まれて死んだ人の話」、「子供を虐待すれば、恨みを抱き、大人になったときに復讐されても不思議ではない」と話し、大声を出して人を呼び、集まった人が狼を見つけ狼を殺すのを遠くから見ていた。
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