特筆すべき遺物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/30 22:20 UTC 版)
遺跡の東側の溝では弥生時代後期の100人分を超える約5,300点の人骨が見つかったが、うち110点に殺傷痕が見られた。また2点に脊椎カリエスによる病変が確認された。これは日本における最古の結核症例である。 日本で初めて弥生人の脳が3人分発見された。 発掘された弥生時代後期とみられる人骨について、県が国立科学博物館や国立歴史民俗博物館が分析した父系結果、4点のうち2点はハプログループC1a1 (Y染色体)であった。 120センチメートルほどのモミ製の盾から緑色顔料(緑土)が確認された。これは東アジア最古の緑土の使用例である 35点もの糞石が出土した。これは弥生時代の糞石としては最も多い。ちなみに同じ低湿地遺跡である唐古・鍵遺跡では1点のみの出土にとどまる。
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