特徴と耐久性とは? わかりやすく解説

特徴と耐久性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/05 00:59 UTC 版)

岩野平三郎」の記事における「特徴と耐久性」の解説

雲肌麻紙これまでの麻紙異なり原料である麻に、少量雁皮ブレンドした、強靱さと肌理細かさ合わせ持った紙。 これが現在の麻紙で、西洋水彩同様に絵具厚く塗り重ねるといった表現可能になった。厚塗り絵肌は勿論、硬質油絵具にも耐えられる和紙である。 紙肌は、ほぼ平滑しっかりとした厚みを持ちながら柔軟性もあり、描画の際は筆運びがよく、絵具発色良好である。紙肌が滑らかな面が表側で、ザラつきのある面が裏側。紙色は、若干クリーム色帯びた白色である。サイズは、三六判中判)、三六判耳付、四六判五七判、六八判、七九判などがある。横山大観や、冨田溪仙東山魁夷竹内栖鳳小杉放庵下村観山平山郁夫らが好んで使用し新たな日本画表現可能性広げている。

※この「特徴と耐久性」の解説は、「岩野平三郎」の解説の一部です。
「特徴と耐久性」を含む「岩野平三郎」の記事については、「岩野平三郎」の概要を参照ください。

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