特別な状況においてのパーソナルファール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 17:28 UTC 版)
「水球」の記事における「特別な状況においてのパーソナルファール」の解説
上記したルールは2006年9月15日(日本国内は2006年4月1日)より改正された新ルールであるが、それ以前はルールの盲点をついて試合を有利にする不正が行われていた。そのような不正行為を排除するための特別ルールがある。 試合終了1分以下において、ペナルティースローが与えられた場合、ペナルティースローを与えられたチームの監督はフリースローからボールを30秒保持する権利を選択できる。 この場合その監督は30秒の保持権を選択することを直ちにレフェリーに伝えなければならない。タイムキーパーは30秒計をリセットする。 文章にすると解かりづらいが、なぜこのようなルールができたかをまとめてみる。 <旧ルール> 試合時間残り1分で1点負けているチームが、故意に不正なタイムアウトを取得する。 ルール上、オフェンスチームのペナルティースロー。 そのペナルティースローを止め、攻撃権を取得。 その攻撃権を生かして得点し、同点となる。(残り時間が1分あるため、得点のチャンスが生まれる) <新ルール> 試合時間残り1分で1点負けているチームが、故意に不正なタイムアウトを取得する。 オフェンスチームは、新ルールを利用し、ペナルティースローか30秒計をリセットしてフリースローで再開するかを選択できる。 フリースローを選択すれば、仮に攻撃が失敗しても攻撃に要した時間だけ残り時間が減っているため、同点となるチャンスが少なくなる。
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