物質場との結合とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 物質場との結合の意味・解説 

物質場との結合

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/19 08:00 UTC 版)

フィールツ・パウリ理論」の記事における「物質場との結合」の解説

物質場が存在する場合一般相対論場合同様にFierz-Pauli場は物質場とそのエネルギー・運動量テンソル T μ ν {\displaystyle T_{\mu \nu }} を通じて結合するS m a t = κ ~ 2 ∫ d 4 x h μ ν T μ ν {\displaystyle S_{\mathrm {mat} }={\frac {\tilde {\kappa }}{2}}\int d^{4}x\,h^{\mu \nu }T_{\mu \nu }} ここに κ ~ {\displaystyle {\tilde {\kappa }}} は結合定数である。対応して、Fierz-Pauli場の運動方程式には右辺物質場に対応するソース項が生じることになる。 このとき、物質に関するエネルギー運動量保存則 ∂ μ T μ ν = 0 {\displaystyle \partial ^{\mu }T_{\mu \nu }=0} のために運動方程式からtransverse条件 ∂ μ h μ ν − ∂ ν h = 0 {\displaystyle \partial ^{\mu }h_{\mu \nu }-\partial _{\nu }h=0} が得られるものの、場のトレース h {\displaystyle h} はゼロではなくエネルギー・運動量テンソルからそれを代数的に定め関係式3 m 2 h = κ 2 T {\displaystyle -3m^{2}h={\frac {\kappa }{2}}T} が導かれる。このとき、Fierz-Pauli場の運動方程式は ( ◻ − m g 2 ) h μ ν = − κ ~ 2 ( T μ ν − 1 3 η μ ν T + 1 3 m g 2 ∂ μ ∂ ν T ) {\displaystyle (\Box -m_{g}^{2})h_{\mu \nu }=-{\frac {\tilde {\kappa }}{2}}\left(T_{\mu \nu }-{\frac {1}{3}}\eta _{\mu \nu }T+{\frac {1}{3m_{g}^{2}}}\partial _{\mu }\partial _{\nu }T\right)} と書き直すことができ、右辺まとめて S μ ν {\displaystyle S_{\mu \nu }} と置くと、クライン-ゴルドン方程式グリーン関数 Δ ( x − x ′ ) {\displaystyle \Delta (x-x')} を用いた解の表示 h μ ν ( x ) = ∫ d 4 x ′ Δ ( x − x ′ ) S μ ν ( x ′ ) {\displaystyle h_{\mu \nu }(x)=\int d^{4}x'\,\Delta (x-x')S_{\mu \nu }(x')} を与えることができる。

※この「物質場との結合」の解説は、「フィールツ・パウリ理論」の解説の一部です。
「物質場との結合」を含む「フィールツ・パウリ理論」の記事については、「フィールツ・パウリ理論」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「物質場との結合」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「物質場との結合」の関連用語

1
6% |||||

物質場との結合のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



物質場との結合のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのフィールツ・パウリ理論 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS