物理的瑕疵物件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/26 09:54 UTC 版)
物理的に重大な欠陥を土地や建物に抱える物件をいい、土地に関する瑕疵には、「土壌汚染」「地中埋設物」「地盤沈下」が存在し、建物に関する瑕疵には、「雨漏り」「ひび割れ」「シロアリ」 「床下浸水」 「アスベスト」などが存在する。 土壌汚染は、これまで工場地区だった場所にまで住宅やマンションが立ち並ぶケースが増えるにしたがい、不動産取引上の物理的瑕疵としてクローズアップされるようになってきている。一方、「何にも埋まっていないはず」の土地を掘り起こしたところ、コンクリートやガラス、アスファルト、ビニールハウスの残骸、家電、ドラム缶、廃材などが出てくるのが地中埋設物の問題であり、古い建物付き物件の売買では、浄化槽のマスが埋まっていることは珍しくない。床の上に置いたビー玉が転がるシーンでおなじみの地盤沈下は、地耐力が弱く、建物の建築に適さない埋立地などに不十分な地盤改良のまま家を建てたため、時間経過とともに沈下が発生する瑕疵である。
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