父系遺伝子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 23:02 UTC 版)
チベットでは、D1a1a-M15が16%、D1a1b⁻P99が33%、とD1a1-Z27276系統だけで約半数の49%を占めている。別の調査では、ハプログループDが42.9%、ハプログループO2が40.0%、ハプログループNが8.6%、ハプログループR1a1が8.6%である。ハプログループDが相当な頻度で存在するのは日本とチベットおよびアンダマン諸島のみである(日本では32%前後、沖縄では55%前後、アイヌでは88%前後、チベットでは約30~50%、アンダマン諸島南部では73%)。ただし、それぞれの地域でタイプは異なっており(アンダマン諸島(ジャラワ族、オンゲ族)はパラグループD1a3、日本列島(大和民族、アイヌ民族、琉球民族)はハプログループD1a2、チベット民族はハプログループD1a1)、各々の分岐年代は少なくとも3.5万年以上前である。またチベット人からはD系統とE系統の祖形DEから直接分岐したDE*もわずかに観察されている。
※この「父系遺伝子」の解説は、「チベット民族」の解説の一部です。
「父系遺伝子」を含む「チベット民族」の記事については、「チベット民族」の概要を参照ください。
- 父系遺伝子のページへのリンク