熱力学の実験
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 01:41 UTC 版)
「ベンジャミン・トンプソン」の記事における「熱力学の実験」の解説
火薬と爆発の実験の経験は熱に対する興味を深めた。最も大きな業績である摩擦熱の観察は1798年のAn Experimental Enquiry Concerning the Source of the Heat which is Excited by Frictionで示され、熱を運動で説明した。その他に固体の比熱を測定する方法を開発したが、これはスウェーデンのJohan Wilckeがすでに開発した方法であった。次に毛皮や羊毛、羽毛のような材料の断熱性を研究し、これらの素材が空気の対流を阻害することが断熱に有効であることを示したが、空気や気体が完全に熱伝導しないとしたという点では間違った理解をした。
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