災害後の対策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/24 05:23 UTC 版)
狩野川台風は、あらゆる型の水害を起こした典型的な雨台風であり、特に首都圏では乱雑な宅地造成により土砂災害の被害が多発している。そのため、宅地造成の規制が求められ、1961年6月の梅雨前線豪雨で再び横浜など、傾斜地の多い大都市で大きながけ崩れ被害があったこともあり、62年に宅地造成等規制法が施行された。 伊豆半島内陸部の度重なる高い降雨量による狩野川の氾濫に対処するため、1965年7月に狩野川放水路が完成した。この放水路は狩野川台風の前から建設が始まっていたが、狩野川台風の被害を受けて水路の幅やトンネルの数が拡張された。また、被害が大きかった静岡県旧大仁町神島地区では、狩野川の流れを直線化する神島捷水路の工事が行われた。
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