瀬木野駅とは? わかりやすく解説

瀬木野駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/17 03:04 UTC 版)

瀬木野駅
駅跡(2015年4月)
せぎの
Segino
広瀬 (1.5 km)
(0.5 km) 服部
所在地 石川県白山市瀬木野町
所属路線 金名線
キロ程 4.5 km(加賀一の宮起点)
野町から20.4 km
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗降人員
-統計年度-
39人/日
-1984年-
開業年月日 1926年大正15年)2月1日
廃止年月日 1987年昭和62年)4月29日
備考 路線廃止に伴う廃駅
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瀬木野駅(せぎのえき)は、石川県石川郡鳥越村字瀬木野(現・白山市瀬木野町)にかつてあった、北陸鉄道金名線廃駅)である。

歴史

年表

まぼろしの「手取福岡駅」

『河内村史 上巻』(1981年発行)によると、当駅より広瀬側に400 mほど離れたところに「手取福岡駅」を作るという計画があった。

1953年(昭和28年)ごろ、河内村福岡の人たちにとって唯一の交通機関は金名線であった。しかし乗車するためには、区から1 km離れた福岡第1発電所裏から線路巡視用に架けられたつり橋を渡り、田んぼ道を通って県道に出て、さらに400 mほど上って当駅につくという按配で、20 - 30分かかった。せめて県道の出途あたりに停留所ができないか、と当時の福岡区長が北陸鉄道に働きかけたところ会社側も快く受け入れ、手回しよく駅舎もできないうちにもう切符には「手取福岡」と記された。ところが、肝心の駅敷地の提供を瀬木野区が拒んだ(手取福岡駅ができると乗客の大半を同駅に取られ、当駅が廃止されるという恐れから)ため、この計画は破談になった。その後、服部駅と福岡橋ができ、所要時間も10分と大幅短縮された。

駅構造

単式ホーム1面1線を有し、ホーム上に小さな待合室を併設した無人駅であった。

利用状況

1984年(昭和59年)当時の乗降客数は、一日平均39人であった[1]

跡地

手取キャニオンロード瀬木野休憩所となっている。

隣の駅

北陸鉄道
金名線
広瀬駅 - 瀬木野駅 - 服部駅

脚注

  1. ^ RM LIBRARY 231 北陸鉄道金名線(寺田裕一・著 ネコ・パブリッシング 2018年11月1日初版)p.34 - 35

関連項目





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