激闘の梁山泊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 04:35 UTC 版)
その後、梁山泊に戻った宋江たちだが、これを討伐しようとする者たちとの戦いが待っていた。一名主ながら名うての武芸者が集まる独竜岡の祝家荘、高唐州の知州で妖術使いの高廉、軍神と恐れられる呼延灼の率いる官軍である。梁山泊はこれらとの戦いを勝ち抜き、その度に勢力と名声を拡大していく。また打ち破った呼延灼をはじめ、高廉に捕らえられていた柴進、二竜山の魯智深一行をはじめとする青州の山賊たち、少華山で山賊となっていた史進一行らを仲間に加え一大勢力となった梁山泊だが、官軍の他にもこれを倒して名を挙げようとする者たちが現れる。芒碭山の妖術使いの樊瑞一味は梁山泊に敗れ、降伏するが、女真族の治める曾頭市との戦いは苦戦を強いられ、首領の晁蓋が毒矢に当たり、落命してしまうという悲劇に見舞われる。皆は宋江を次期首領に推すが、「自分の仇を討ったものを次の首領に」という晁蓋の遺言を守ろうとする宋江は固辞、仮の首領となる。
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