漉き方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 03:15 UTC 版)
江戸期の文献に拠ると、杉原紙の特徴の一つが「板漉き」と呼ばれる漉き方である。中世の主要な紙である杉原紙、檀紙、奉書紙、美濃紙、吉野紙、鳥子紙のなかで、「板漉き」を行うのは杉原紙だけで、ほかなみな「流漉き」が行われる。 しかし前述のように、この「板漉き」が実際にどのような技法であるかははっきりしない。明治初期の研究者である榊原芳野は「板漉き」は「紗漉き」のことであるとしている。紗漉きは竹簀の上に紗(薄絹)をおいて漉く方法である。
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