13.紙漉き(オダテ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 05:25 UTC 版)
スキブネに水、紙素、ネリ(サナ)を入れて馬鍬(まんが)で混ぜ合わせ、すげたで手前から水を汲み上げて流し漉く。この材料を混ぜる工程を、黒谷では「サナテギ」と言う。水分が落ち、すげたに残った繊維が絡まりあって紙ができる。このすげたは竹と糸で吊るすことで軽量化を図っている。この一般に「紙漉き」と呼ばれる工程を、黒谷では「オダテ」と言う。また漉き方の技術には「アテ揺り(縦揺り)」「横揺り」「土佐揺り」などがあり、明治期に高知県から伝授された紙の厚さを均一にする「土佐揺り」の技法も伝え残されている。
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