漏れインダクタンスの実測
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 18:54 UTC 版)
「漏れインダクタンス」の記事における「漏れインダクタンスの実測」の解説
工業会で実測的に定めた漏れインダクタンスLscは変圧器の一次巻線、または二次巻線を短絡して、他方から実測することにより求められる。このLscを工業会で実測的に定めた漏れインダクタンスという。短絡インダクタンスともいう。電気学会定義の漏れインダクタンスとは値が異なる。 実測したLopenとLscから結合係数kが得られる。 k = 1 − L s c L o p e n {\displaystyle k={\sqrt {1-{\frac {L_{\mathrm {sc} }}{L_{\mathrm {open} }}}}}} 二次巻線を短絡して一次巻線を計測して得られるインダクタンスを一次側漏れインダクタンスLsc1という。また、一次巻線を短絡して二次巻線を計測して得られるインダクタンスを二次側漏れインダクタンスLsc2という。これらの値とそれぞれの巻線の自己インダクタンスとにより計算した結合係数kは、一次側から測っても二次側から測っても全く同じ値にならなければならない。
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