滋賀サファリ博物館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/19 23:46 UTC 版)
![]() Shiga Safari Museum |
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滋賀サファリ博物館 外観(2011年9月)
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施設情報 | |
正式名称 | 滋賀サファリ博物館 |
専門分野 | 剥製 |
所在地 | 〒529-1802 滋賀県甲賀市信楽町黄瀬2854-2 |
外部リンク | 公式サイト |
プロジェクト:GLAM |
滋賀サファリ博物館(しがサファリはくぶつかん)は、滋賀県甲賀市信楽町にあった博物館。珍しい希少動物の剥製が集められた自然・動物学博物館であったが、2025年5月11日に閉館した[1]。
概要

一人のハンターが自ら狩った多くの動物が、剥製として展示されている私設博物館[2]。「サファリ」はスワヒリ語で「旅」を意味しており様々に派生した語だが、最初に転化した「狩猟」の意味を用いて館名に用いている[3]。
博物館の建物の外にあるくぼみには、ギリシア神話に登場する狩猟の女神・アルテミスの像がおかれている[4]。
展示
初代館長[3]の近藤幸彦(2013年没、享年91歳)[5]が世界各地で自ら狩猟した、動物約100点[2][4]を剥製にして展示している。この中にはライオンやサイなどのほか、日本で生体を含めて唯一展示されているボンゴなどの希少なものも含まれる。
展示室は本館とアフリカ館の二つあり、本館にはアジアや北アメリカ、ニュージーランドの動物が展示されている。近藤氏は日本で1934年から1980年代まで狩猟を行っており、1971年から1996年にかけては世界で狩猟を行っていた。近藤氏の逝去後は、息子の幸久氏が館長を務めていた[6]。
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博物館の「ごあいさつ」
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狩猟した国と年が記された世界地図
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ホンド狐の剥製と北極熊とアメリカ黒熊の頭蓋骨各2点
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本館とアフリカ館の通路に置かれたカバの置物
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アフリカゾウの牙
閉館後、展示物は大阪芸術大学に寄贈され、2025年10月中旬に同学の大阪府河南町のキャンパス内で公開されることになっている[7]。
アクセス
- 鉄道
- 自動車
脚注
- ^ “滋賀サファリ博物館”. 滋賀サファリ博物館. 2025年7月20日閲覧。
- ^ a b “本物の力!”. 信楽キャンプ 北欧ハウス. 大和システム. 2023年8月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月25日閲覧。
- ^ a b “滋賀サファリ博物館”. しが県連協. 滋賀県博物館協議会. 2023年5月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月30日閲覧。
- ^ a b “滋賀サファリ博物館 公式サイト”. 滋賀サファリ博物館. 2023年7月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月30日閲覧。
- ^ a b “滋賀サファリ博物館”. ほっとする信楽. 信楽町観光協会. 2023年3月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月30日閲覧。
- ^ 尾崎希海「世界を股にかけて動物100体、滋賀のサファリ博物館」『朝日新聞デジタル』2021年8月19日。オリジナルの2022年7月14日時点におけるアーカイブ。2023年7月30日閲覧。
- ^ “2025年10月中旬に「大阪芸術大学 動物ジオラマ館『芸大Zoo』」がオープン決定!第1弾レポート「現地取材編」を本日公開”. PR TIMES (2025年6月3日). 2025年7月20日閲覧。
- ^ a b “ご利用案内”. 滋賀サファリ博物館. 2023年8月25日閲覧。
外部リンク
- 滋賀サファリ博物館 - 公式サイト
- 滋賀サファリ博物館のページへのリンク